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②プロパンガス会社切替えのススメ

りょうま

このページは、「【公開】不動産投資収益を最大化するマネーマシンの作り方【実行結果】」の続きです。
読んでない方は『こちらから』どうぞ!

目次

プロパンガス会社の切替え

総合評価 4.5
収入アップ度5.0
簡単さ3.5
効果の持続性5.0
項目内容
メリット①設置権利金(大きなスポット収入)
②高付加価値設備の無償貸与(最新宅配ボックス・給湯器・エアコン等)(※備考参照)
③設備故障時の無償修理(故障時のオーナー支払いは不要)
④プロパンガス料金の値下げ(入居者満足度アップ⇒解約が減る!長期安定経営)
⑤宅配ボックス・インターネット導入等で成約スピードUP
注意点・優良ガス会社の選別は工夫が必要
・メリットの組み合わせは下記条件で決定 【①築年数、②間取り(単身orファミリー)、③給湯器タイプ、④入居率、⑤エリア、⑥ガス会社、⑦タイミング(営業積極シーズンorNOT)】
効果※下記は好条件の実例ですが、あくまで目安として下さい。
<実例(地方・築15年・マンション14戸)>
⇒377万円相当の無償設備貸与、ガス料金値下げ10~20%

■設置権利金:不明
■設備無償貸与(10年間):377万円
① 給湯器(14台):126万円
②エアコン2.2kw(14台):112万円
③TVモニタ付ドアホン(14台):49万円
④インターネット設備:70万円
⑤防犯カメラ(2台):20万円
■ガス料金減額
①基本料金10%値下げ(2000円⇒1800円)
②従量料金20%値下げ(648円⇒520円)
対象アパート(◎)・マンション(◎)、戸建て(△)
説明

・プロパンガス会社というのは、切替えが可能って知っていましたか?
・ガス会社切替えには大きなメリットがあります。僕の場合、アパート1棟で304万円、3棟で912万円です。
①権利金収入、②無償設備貸与、③設備故障時の無償修理、④ガス料金値下げ、⑤物件価値向上で成約スピードUPなどメリットが大きいため、やらない手はないです。

≪ りょうまの実績(2021年~2022年) ≫
地方郊外アパート3棟でプロパンガス会社切替えを実施しました。
金額が大きいので、全体3棟分(24戸)と1棟分(8戸)に区分して記載します。

<全体3棟分:912万円>
■設置権利金:120万円
■設備無償貸与(10年間):792万円
① 宅配ボックス:96万円
② 10畳用エアコン:240万円
③ ビルトインコンロ:96万円
④ 給湯器:360万円
■ガス料金減額
① 基本料金14%値下げ(2100円⇒1800円)
② 従量料金6%値下げ(530円⇒500円)

<1棟分:304万円>
■設置権利金:40万円
■設備無償貸与(10年間):264万円
①宅配ボックス:32万円
②10畳用エアコン:80万円
③ビルトインコンロ:32万円
④給湯器:120万円
■ガス料金減額
①基本料金14%値下げ(2100円⇒1800円)
②従量料金6%値下げ(530円⇒500円)

■「無償貸与契約」とは
一定期間のガス供給を条件に新築やリフォーム時のガス配管工事や給湯器・エアコン等の設備費用をガス会社が負担するものです。無償貸与契約の対象となる主な設備は、給湯器以外ではエアコン、ビルトインコンロ、テーブルコンロ、インターホン等ですが、他にもインターネット設備導入や宅配ボックスなどがあります。

■注意点について
「無償貸与契約」は、都市ガスにはない、プロパンガス業界の独特な契約システムです。オーナーにメリットがある一方で、一部のガス会社では割高なガス料金を設定して回収するケースがあるため注意が必要です。この場合、ガス利用者の入居者が割高な負担をすることになります。有利な条件を獲得し、割高なガス料金を回避するためには、優良ガス会社を選定することが必須です。

■優良ガス会社の選定方法
一方で、一般の不動産投資家が、数百ある全国のガス会社から自分の物件にマッチした条件、かつ、有利な設置権利金・高付加価値設備の無償貸与・ガス料金減額をしてくれる優良ガス会社を探索するのは困難です。
この機会にオーナーメリットを享受してキャッシュフロー最大化を目指したい方は、是非、後述の「パーフェクト・ガイド」をご利用ください。「優良ガス会社の選び方」「無償貸与契約の注意点」「失敗しないガス会社切替えのコツ」などを特集してます。

※プロパンガス会社切替えのメリット(PRサンプル)
※プロパンガス会社切替えのメリット(PRサンプル)
※プロパンガス会社切替えのメリット(PRサンプル)

プロパンガス会社切替えの大きな魅力

プロパンガス会社の切替えは、『キャッシュフロー最大化・資産価値最大化のチャンス』です。

自分の物件の条件がマッチすれば、やり方次第で、大きな収入となります。入居者にも「ガス料金値下げ」という恩恵があります。プロパンガス会社変更のメリットを解説します。

設置権利金

プロパンガス会社を変更した場合、長期的なプロパンガス供給契約を結ぶ見返りとして、新ガス会社からオーナーに対して、設置権利金(名称はガス会社で変わります)という名目で多額の金銭が支払われます。プロパンガス会社とエリアによっても違いますが、相場は概ね1戸当り0円~3万円程度まで様々です。

僕の場合は1戸5万円で24戸でしたので異常値に近い120万円の設置権利金を受領しました。相場以上となったのは交渉で工夫したことが主な理由ですが、ガス会社・エリア・タイミングで変わるため、あくまで、僕の実績は参考値と考えてください。

設置権利金が無い場合も普通にありますので、相場の範囲内の1戸当り1円~2万円程度を狙うのがベターです。

高付加価値設備の無償貸与

プロパンガス会社は、都市ガスよりもガス料金が高い一方で、高付加価値設備の無償貸与(対象設備は下記参照)を提供してくれます。

入居者にとってはガス料金が少し高くなりますが、賃貸経営をしているオーナーにとっては心強い味方になります。また、その付加価値サービスは入居者のQOLを向上させることにもなります。つまり、やり方次第で、プロパンガス会社は、ガス料金上昇を超える付加価値サービスをオーナーや入居者に提供してくれます。

なお、無償貸与の対象となる設備はガス会社とあなたの物件(エリア・築年数などの条件)によって決まります。下記は一例です。

  1. エアコン
  2. 宅配ボックス
  3. 給湯器
  4. 防犯カメラ
  5. インターネット導入

ガス料金の値下げ(入居者メリット)

まず、自分の物件のガス料金を確認しましょう。現在のプロパンガス会社に連絡すれば教えてくれます。そして、「プロパンガス料金比較サイト」にアクセスして、どの程度高いか安いかを確認しましょう。

プロパンガス料金比較サイト
全国のプロパンガス会社(LPガス会社)の価格をまとめた「プロパンガスまとめサイト」です。
トップページの「お住まいの地域」をクリックしてください。

ガス料金はプロパンガス会社が勝手に決めることができますので、高いケースも少なくありません。

自分の物件のガス料金が高い場合は要注意です。知らぬ間に、入居者が割高なガス料金を支払わされていて、それがキッカケで解約になる可能性があります。ガス料金が高い場合は、今回の機会にガス料金が適正価格になるようにガス会社の切替えをオススメします。

僕の場合も基本料金が2000円を超えていたため、値下げをして貰った効果は大きかったです。実際のデータとしては、僕の場合、基本料金14%値下げ(2100円⇒1800円)、従量料金6%値下げ(530円⇒500円)となりました。

設備故障時の無償修理

無償貸与契約の対象設備が故障した場合は、ガス会社が修理代を負担してくれます。あなたは修理代金を支払う必要がありません。現地調査の結果、一部修理が必要な場合は修理代、主要部品故障で新品にした方が良い場合などは交換費用全額を負担してくれます。

無償・手間が無い

プロパンガス会社の変更に特別な手続きや作業は必要ありません。すべて業者がやってくれます。
もちろん、すべて無料になります。あなたは、設置権利金と付加価値サービスの内容、契約条件を確認するだけです。

無償貸与契約の仕組み

プロパンガス業界の独特な契約形態で、しっかりとした理解が必要

ガス会社を切替える際は、「無償貸与契約」のシステムについて、しっかりとした理解が必要です。

ガス会社は、一定の期間(一般的には10~15年)を設定し、給湯器やガスコンロなどの設備を無償で提供するサービスを契約内容に盛り込みます。「無償」という言葉が使われていますが、ガス会社が設置するガス配管工事費や給湯器など無償設備設置の費用は、一定程度、毎月のガス利用料金にプラスされています。「リース契約」に似ています。

オーナーとプロパンガス会社にとってのメリット

オーナーは、一切の支払いが必要ない代わりに、長期契約を締結し、プロパンガス会社に自分の物件でガス供給する権利を与えます。

オーナーとしては、「どうせどこかのガス会社に供給して貰うなら、最新の宅配ボックスや防犯カメラ、エアコンなどの高付加価値設備を設置して自分の物件の価値を高めて貰い、設置権利金も貰おう」というインセンティブが働きます。

プロパンガス会社は、「設備設置費用の全額を負担する代わりに、長期契約を獲得できる営業上のメリットが大きい。設備設置費用は一定程度のガス代料金の上乗せで回収で対応する」という考えを持っています。

売却時はどうなるか?

売却時の無償貸与設備の扱いについては、個別契約内容を確認する必要がありますので、ガス会社と確認してください。以下では一般的な考え方を説明します。

無償貸与契約を締結後、契約期間の経過に応じて(10年であれば10年、15年なら15年)、無償貸与された設備の残債が減少してきます。万が一、途中で物件を売却する場合は、「その時点の残債分(減っている)を支払う」か、「無償貸与契約の地位を次の購入者に譲渡する」かのどちらかになることが一般的です。つまり、オーナーに特段の損得はありません。

ただし、無償貸与契約はガス会社と個別に締結するため、オーナーが不利になる特約条項などが盛り込まれないようにご注意ください。それを回避するためには、勉強して自分の厳しい目で見極めるか、もしくは、優良ガス会社を選定できるガス会社選定のプロのコンサルに任せた方が良いです。オススメのコンサル会社についてはのちほどご説明します。

悪質ガス会社の急な値上げに注意

無償貸与契約で設置した設備の対価として一定程度のガス料金への上乗せは許容範囲ですが、ガス供給開始後にオーナーの許可も無く、経済情勢(社会的な燃料高騰)と関係なく、勝手にガス料金を値上げして困らせるガス会社が実在します。

ガス会社は零細企業も多いので、そういう悪手を繰り出してくるガス会社を排除するためには、勉強して自分の厳しい目で見極めるか、もしくは、優良ガス会社を選定できるガス会社選定のプロのコンサルに任せた方が良いです。オススメのコンサル会社についてはのちほどご説明します。

無償貸与契約について、より理解を深めるために、下記の記事も勉強になります。よかったらご覧ください。

設備故障時にガス会社が修理代金や交換費用を負担した場合

ガス会社が負担した修理代金や交換費用について、オーナー負担はありませんが、オーナーはガス会社との間で、新たな無償貸与契約を結び、その期間(たとえば10年or15年)の間に徐々に残債が少なくなっていくイメージです。

現行プロパンガス会社との契約で大きな残債が残っているケース

一部の物件では建築時にプロパンガス会社が提供した無償貸与設備(エアコン・ガスコンロ・給湯器など)によって、残債が残っている場合は、新会社でその契約残債金を清算してくれることが一般的です。ところが、その残債があまりにも多額の場合は、引き受けることが難しいため、サービス条件が劣後したり、場合によっては、引き受けが出来ないためにガス会社を切替えできない可能性もありますのでご留意ください。

いずれも、プロパンガス会社に見積り依頼してからではないと判断はできませんので、まずは問い合わせすることが大切です。どのプロパンガス会社でも残債清算ができない場合(引き受けてくれるガス会社がいない場合)は諦めることになります。

プロパンガス会社切替えの始め方

この記事の続きを見る場合は、下記のリンクからお進みください。

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